オンライン英会話スクールのメリットの1つは間違いなく
「格安で毎日継続して受講できる」
ということでしょう。
1年間は365日ですが、スクールの決めた祝日などもあるので、-25日として計算しましょう。
1レッスン25分、1日1回のコースを受講している場合、
1年間に340回程度のレッスンを受講することが可能です。
340日×25分 = 8,500分
8,500分は時間にすると約141時間半です。
141時間半という時間、これを多いと判断するか少ないと判断するかは人それぞれですが、
私はオンライン英会話を始めるまで、間違いなく
合計141時間半も英語で誰かと話をしたことはありません。
でもこれは、毎日休まずに「続けられたら」の話です。
続けられないと意味がないんです。
現在私がメインで利用しているオンライン英会話スクールでのレッスン回数は2032回です。
1日2回コースを受講しています。
約3年半になりますが、毎日ほぼ休まず続けています。
今回はオンライン英会話を毎日疲れず続けるために私がしている3つのことをご紹介します。
オンライン英会話を毎日疲れず続けるために私がしている3つのこと
- 1私は意志が弱い人間だということを自覚して、効率より継続を重視
- 2デスクトップはカンニング用ツールでいっぱい、わからなくても凹まない
- 3超レギュラー講師と準レギュラー講師、合計3人くらいいると安心
私は意志が弱い人間だということを自覚して、効率より継続を重視
NHKラジオ「入門ビジネス英語」講師の関谷 英里子さんが「グローリア」という情報サイトでこんなことを言っていました。
英語を学ぶということは、英語が使える人生を選ぶ、ということ。英語を学ばないということ、それは英語に関するすべてをあきらめるということ。
「人生」って言う言葉、なかなか重いですね。
TOEICで990点を取ったら終わりではなく、大学の志望校に合格したら終わりではなく、
英単語を13000語覚えたら終わりなのでもなく、
英語が常にとなりにある、生活の一部になるってことを考えた瞬間、2つの相反する気持ちが浮かびました。
ワクワクするけど、挫折しそうだ。
世界人口約70億人のうち、25%の約17.5億人が役に立つ程度の英語を話せるそうです。
Harvard Business Review - Global Business Speaks English
日本人口が平成27年8月1日の時点で1億2689万人なので、約16倍、世界の4人に1人とこれから一生コミュニケーションがとれる。
そんなことを考えるとほんとうにワクワクしますが、
この役立つ程度の英語(a useful level)にたどり着くまでにやらなくてはいけないことを考えると、挫折しそうだとも思います。
英語は使わないと忘れていきます。
だから一生英語を「続ける」には英語がなくても生きていける日本にいるかぎり、意志をもって英語に関わっていく必要があります。
しかし、私の意志は人並みに、弱いです。
楽しいことがあれば、その誘惑に余裕で負けます。
1年後に迫った大学入試の勉強をするように「効率的」に英語を一生勉強するなんて
考えた瞬間、「挫折」「三日坊主」「無理」という言葉で頭の中がいっぱいになります。
だから、私は効率だけを重視した受講をしていません。
やる気の出ない日はそのやる気のなさレベルにあわせて、
いろいろなレッスンを楽しんでいます。
例えば以下の3つのようなことをしています。
- 勉強したくないときはフリートークを選んで最近見た映画やドラマの内容を話す
- 復習したくないときは次のレッスンも同じテキストや記事を選ぶ
- 上二つすら億劫なときは、その現状を講師に相談したり話したりする
ドラマや映画の内容を話すのはテキストで勉強するより数段楽しいです。そして、日常生活とは離れた内容になるので語彙力も向上します。
私の場合、復習したくないときだけでなく、普段も3回から5回くらい意識して同じテキストや記事をレッスンで使っています。
自分の現状や気持ちを相手に伝えるのは、意思疎通を目指す上でとても役に立ちます。
おそらく、3日に1回くらいはこんなことをしているのではないでしょうか。
「フリートーク」も比較的、積極的に選んでいるほうだとおもいます。
フリートークばかりを選んでいると英語力は向上しないという意見もよく目にしますが、
私はそれでもかまわないと思っています。
それでも今現在、2032回レッスンを楽しく継続できているし、ほぼ0だった英語力が今ではTOEICで800点以上取れるまで向上しました。
何よりも、初対面の人とも英語で会話することが怖くなくなりました。
最高効率ではなくても、なにも不満はありません。
「継続」が力になるということを信じているからです。
デスクトップはカンニング用ツールでいっぱい、わからなくても凹まない
私たち日本人はいい意味でも悪い意味でもとてもまじめで、何かを勉強するとなると、
- 完全に覚えて、正確に答えられないといけない
- カンニングして答えられてもうれしくないし、罪悪感すら感じる
- 覚えたはずなのに答えられないと、自分には才能がないんじゃないかとひどく凹む
こんな風に考えてしまう特徴があります。
それは中学・高校時代に、学校の定期試験などのために勉強した方法、
丸暗記して答えるような学習方法が身についてしまっているからでしょう。
カンニングなんてしたら、0点、つまりカンニングは悪と教わってきたからです。
でも、よく考えて見ましょう。
今回私たちがやりたいことは「英語が話せるようになること」です。
それも、一方通行ではなく、英語でコミュニケーションがとれること、
相手の言ってることがわかり、そして自分の思っていることを相手に伝える、
そういうことです。
この状況に100点満点なんて存在しないし、どんなにたくさんの英単語を丸暗記しても、
相手に何も伝えることができなければある意味、0点です。
だから私は、オンライン英会話を受講するとき
「なんとしても言いたいことを伝える」ということを第一に考えています。
どんな手段を使ってもいいから、思っていることを相手に伝えようとがんばります。
オンライン英会話を受講する時、私のデスクトップには
- 1Google 翻訳
- 2Weblio 英和辞典
- 3Google 画像検索
がいつも開かれています。
また、Web News などを読むときは
- 1Weblio ポップアップ英和辞典
- 2iknow ポップアップ辞書
を必ずオンにしています。
単語がわからないから言いたいことが伝えられない、
なんていえばいいのか聞きたいけど、そのわからない単語の意味を
英語で説明して正解の単語を講師から導き出せるような英語力もない。
だから何も話せないまま、講師が一人で話すのを25分間聞いていた・・・
そしてレッスン後に凹んだ。
なんてことを繰り返すよりも、何度もカンニングして
カンニングしてもわからなければイメージ検索をつかって
これ、英語でなんていうの?って講師に何度でも聞く。
講師がタイプしてくれた単語や英文がまったく意味不明だったら
Google翻訳にぺたっとはりつけて日本語訳をだして、
そのめちゃくちゃな日本語をヒントに少しずつ、
何が書いてあるのかわかるようになっていく。
そんなことを1年も続けていれば、かなりの英語力がついてきます。
自分に厳しくしすぎたら、オンライン英会話を1ヶ月続けることすら大変です。
だから私は、もっと自由に思っていることを伝えられるようになりたくて、
毎日「カンニング」しながら「楽しく」オンライン英会話を続けています。
超レギュラー講師と準レギュラー講師、合計3人くらいいると安心
ほとんどのオンライン英会話スクールでは自由に講師を選び予約することができますが、
私の場合、1ヶ月のうち半分以上の日数は同じ講師からレッスンを受講しています。
その講師のことを、私は「超レギュラー講師」と呼んでいます。
そして、その講師が休みのときや時間があわないときは「準レギュラー講師」から
レッスンを受けることが多いです。合計3名くらいの講師でレッスンを回しています。
私にとって「超レギュラー講師」と「準レギュラー講師」の存在は
オンライン英会話を効果的に続けるためにとても重要な要素になっています。
なぜ毎回同じ講師からレッスンを受けるのか?
同じ講師からレッスンを受けるメリットはたくさんあります。
- 1自己紹介の必要がない
- 2講師が自分の学習進度や目的を把握しているため、無駄な説明が必要ない
- 3毎回同じ講師と話す場合、話す内容が表面的なことだけでなく、より深い内容になる
- 4気の合う講師とレッスンをすることが継続することへのモチベーションに繋がる
1回25分程度のレッスンで、初めての講師との初回~3回目くらいまでのレッスンなどは特に
自己紹介から、英語学習の目的、余暇の過ごし方や趣味、仕事の内容などに
かたよります。そして、内容は浅くなりがちです。
また、テキストや記事などを始める前のスモールトークの内容も
「最近なにしてた?」というような話しやすい内容になることは少なく
「昨日の話の続き」であったり、「新しい情報のより詳しい説明」だったり
いつもの決まり文句だけでは対応できない内容になっていきます。
結果的に、常に「英語で詳細を説明」する練習になります。
そして、明日もまたこの講師と話したい、勉強したいという気持ちが
継続するモチベーションにつながります。
テキストや英語の記事を学習する時も、自分の苦手分野や英語の学習目的
を把握してくれているため、テンポよく学習することができます。
オンライン英会話のレッスンの継続には「いい講師との出会い」は必須条件だと思います。
いい講師と出会い、自分の英会話学習の目的が達成できるようにお互いがんばりましょう。
最後に、私が超レギュラー講師を決める際にやっている手順を挙げておきます。
- ステップ1動画や音声を聞いて、話し方や発音が自分の好みにあっている講師を選ぶ
- ステップ2その講師が長期間継続的にレッスンをオープンしているか確認する
- ステップ33回~5回程度その講師で連続して受講してみる
- ステップ4同じ過程で3人程度の講師を受講し、最終的にどの講師で継続するかを決める